ヨソモノが金沢人と仲良くなる方法を、 愛されオトコに聞いてきた! 前編
歴史と文化が彩る和の街「金沢」。
その “凛”としたイメージが国内外の観光客を魅了して止まない今日この頃ですが、
反面、在住の“金沢人”に対してのミステリアスなイメージも先行し、見えない“交流の壁”が…
なんて(非地元民の)声を聞いたり聞かなかったりします。
なので今回は、早くに終の棲家として「金沢」を選び、若くして“人気者”の地位を獲得した県外出身者を訪ね
、対・金沢人のコミュニケーションについて教わってきました!
こんにちは。
暫定マチアソビ研究員として派遣されました「鼻毛の森」(金沢在住)です。
本業は、“残念な現実”のみをJ-POPで歌うシンガーソングライターです。
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違いの分かるオトコになるため、 違いの分かりやすいビールを呑んできた!
隣県・富山の出身の上、主なメディア露出がラジオ(MROラジオ「ラジパラw」放送中)のため、
いまいち金沢に馴染めているのかも確認できない状況にある僕ですが、常に“最悪の事態”を念頭に置く
人見知り(かもしれない)の僕は、
「凛としている」→「気位が高い」→「上から目線?」
といった負のサイクルを払しょくできずにいます。
※あくまでも個人の先入観です。
なので、移住前の僕にも会わせてあげたかった“県外出身者の星”的な人材に面談し、
金沢人との“初見”におけるコミュニケーション術を学ぼうというのが今回の主目的なのです!
やってきたのは片町の新店・『松葉ともみじ』
降り立ちましたのは「片町きらら」の真裏!
金沢市民なら誰もが知る名店・『あづま寿し』の店構えを引き継ぎ、1月11日に新規オープンした焼鳥居酒屋『松葉ともみじ』の店主が、今回お話を伺う“人たらし”なのです。
話を聞いたのはこの男…むしろ漢!
和田「どうも、『松葉ともみじ』店主の和田知晃(わだともあき)です!」
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▼略歴
名門「桐蔭高校」野球部の100代目キャプテンを任された和歌山出身の38歳。
京都の大学在学中から焼き鳥店の店長として働き、(大学)卒業と同時にフランチャイズ経営者として金沢へ。その2年半後に完全独立を果たし、2004年には「鳥珍や」1号店を(杜の里に)オープン。翌年の片町進出以降、着々と店舗を増やし、自ら考案した「金澤手羽先」は、「からあげグランプリ®」金賞受賞や「手羽先サミット」準優勝など、全国区の知名度を誇るご当地グルメへ。2018年、原点回帰の焼き鳥店『松葉ともみじ』をオープンさせた。
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鼻毛「ただのリア充じゃないですか!」
和田「人聞き悪いですね(笑)プロセスを省いてますがけっこう苦労人ですよ!」
ここから!…というタイミングでのスタッフの一斉退社の下りや、プライベートの紆余曲折ぶりは(※自業自得も含むそうです)、聞いてるだけで心が折れるレベル。
結局、金沢人とのコミュニケーションに必要なのは強靭なメンタルという流れなのでしょうか?
最初だけヨソモノでした(和田)
和田「最初の焼き鳥店のときは、僕の関西弁が壁になってましたね。
出身地までは聞かれるんですけど、金沢じゃないんだ~ってなったら会話がなくなる…
みたいなこともザラでした(笑)」
鼻毛「和歌山はバリバリ関西圏ですものね。ノリ悪いわ~とか思わなかったんですか?」
和田「もともと、金沢は野球部時代に強豪の星稜高校との練習試合で何度かお邪魔していたので、
尊敬する人しかいない印象でした。試合もボロ負けでしたし…。
なので、普通に金沢そのものへのリスペクトを持ちながら、諦めずにグイグイ行きましたね(笑)」
鼻毛「謙虚と図々しさの黄金比に辿り着いたんですね!実に興味深い。」
和田「プライドが高いってわけじゃなく、シャイな部分もあるのかな?
一度仲良くなったら、常連の輪が広がって、早くに独立の目途も立つぐらいだったので。」
金沢人は中身で認めてくれる、味方になったらどこまでも心強い―
最初は“普通の名古屋風”として提供していた手羽先を、「金沢」に特化させ、リスク覚悟で全国に売り出してきたのも、和田さんなりの「恩返し」なのかもしれません。
なんかいい話…そりゃ、愛されますわな!
「わだっち」の愛称で親しまれる彼は、やがて個人の節目のパーティなどに200人をゆうに超える友人が駆けつけるほどの人気者。金沢を愛し、そして愛された男の笑顔はもはやサンシャインです!
そう、彼こそが超絶怒涛の焼き鳥職人!
わーだー!(ボゴォ)とー、もー、あー、きー…
イエ―――――イ
と、テンションもガチアガッてキタところで、続きは期待の後編へ!
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